納品時の嬉しい一言

残念ながら5月末の納品とはいかなかったが、一週間遅れで無事に冷感装置をお客様へ引き渡すことができた。

特に辛口ということではないのだが、納品時のリアクションはあまり良くないイメージを持っていたので、今回も特に期待をせずに淡々とやり過ごすつもりで、いつもの待ち合わせ場所に向かった。

ところが、手渡した瞬間にお客様が発した言葉が「おお、かっこいい」であったのには、少々驚きを持ってしまった。

顧客満足度は、お客様の予想を上回ること、であって、それができればリピートに繋がると考えているのだが、正にこのポッと出た一言が、お客様からの信頼度に直結していると言えるのではないか。

アプリソフトのダウンロードに始まり、一通りの動作確認をして、問題なく受け取ってもらうことができた。

ひとつだけフィードバックを受けたものの中で、温度表示については、ボタンを押してすぐに冷却を作動させるのではなく、温度表示のみをしておき、2回目のボタンから制御スタートとすれば、もっとよい装置になると感じた。

とにかく、受け渡しの際の好意的なリアクションは、生産者にとって、単純に嬉しい瞬間であり、やりがいにもつながるし、設計者冥利に尽きるものであり、「ああ、久しぶりに味わう感情だなぁ」としみじみとしながらも、それでいて清々しい気分で帰路に着くことができた。

設計の前に先ずはコミュニケーションを

一つ山を越えたら次の案件へシフトチェンジということで、スマート農業に軸足を変更していかなければならない。

そう思っていた矢先に、お客様からスケジュールをとコメントをもらったので、水曜日までには提示する旨を伝えて、そこは事なきを得た。

夕刻には、エンドユーザーから届いた写真や動画をこちらに転送してもらったのだが、それを見た感想をメッセージで送付するのには気を使った方がいいと感じている。

本音では、これを見たとて、やることは変わらないし、やれることも変わらない、と思いつつ、お客様としては、どんな思いでこの動画を送ってきていて、こちらにどんなコメントを求めているのか、という単純な疑問が常に湧いてきてしまうのだ。

体よく応えるなら、「大丈夫です、安心してください」ということをお伝えすればよいのだろうけれど、そのフレーズがすんなりと出せないのが、特注仕様の製作案件の変な性質なのかもしれない。

ハードルを上げ過ぎてコケたときには、それこそ顧客満足はがた落ちする訳で、気分を害さない程度に、できるだけハードルは低くなるようにコミュニケーションを取ることが重要なのだろう。

仕上げた時に、予想を少しでも上回ることができれば顧客満足が上がる、という作用が働くのだから、詳細な設計を始めていくが、常にハードルは固定ないしは低くする方向で報告・コミュニケーションを取れる工夫をしていこう。

不足部品の手配と納期確認

冷感装置が終わったので、このお客様への対応としては温調デバイス追加10式が次のタスクとなる。

長納期部品があと10日もあるというところであるが、それ以外の加工部品は納期は大丈夫なのか、という心配もあって、板金とカーボンの加工をお願いしている社長にメールをしてみることした。

板金業者は返事待ちとなるが、カーボンの方は、早々に連絡がきており月末納品の予定を大幅に前倒しして、一週間後には納品できる旨を表明してくださって一安心だ。

手配漏れという訳ではないが、冷感装置で拝借した制御基板については、別途1個口で手配が必要となっているため、ECサイトより手配をかけることを完了させた。

ぼーっとしていたら、部品が入ってきていない、ということにならぬよう、購買部門としてしっかりとウォッチをしていかなければならない。

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ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立